事例紹介

配管モチーフを装飾した「ゲート(大型門扉)」が
建築物とエクステリアのデザイン一体化を実現

物件名

Kurita Innovation Hub

設計担当者

株式会社日建設計 設計部門 アソシエイト アーキテクト 頭井 秀和様

製品

手動タイプ レールゲート 台車式引戸

手動タイプ ノンレールゲート 支柱回転式開戸

手動タイプ ノンレールゲート 支柱回転式コンパクト開戸

  • 外装の延長でゲートにも装飾を施し、デザインの一体化を実現!
  • 設計作業のロスがなくなる、知見のある担当者の迅速な対応
  • 今後もプロジェクトごとに違う目線で新たな門扉を開発

栗田工業株式会社がイノベーションを創出する新たな研究開発拠点として開設した「Kurita Innovation Hub」の設計に携わった株式会社日建設計の頭井秀和様。 どのようなコンセプトで設計され、またどのように当社の「ゲート(大型門扉)」を採用いただいたのかを伺ってきました。

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頭井秀和様/株式会社日建設計 設計部門 アソシエイト アーキテクト

外装の延長でゲートにも装飾を施し、デザインの一体化を実現!

「Kurita Innovation Hub」に当社の製品を採用いただくまでの経緯を教えてください。

近年、研究所の建築・設計が一気に増えました。日本建築学会賞で研究所が受賞するなど、建築業界的にも研究所という建築物が見直され、評価されてきているところです。そのようなタイミングで手掛けることになったのが、栗田工業株式会社の研究所でした。栗田工業株式会社は「“水”を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する」ことを理念に掲げられている企業様。そして設計をご依頼いただいた研究所「Kurita Innovation Hub」は、水と環境に関する最先端の研究をし、その技術力をアピールする施設。そのため、企業のアイデンティティを表現しながらも、より地域に開かれた設計を求められていました。利用者はもちろん、周辺地域の方々が最初に体験する外観をできるだけ閉鎖的ではない造りにするべく、特にエクステリアには力を入れました。フェンスや門扉の在り方までをまとめてご提案することは、設計者として新たなチャレンジでした。

ヒガノのゲートを採用いただいたのは何が決め手だったのでしょうか?

「Kurita Innovation Hub」では、建物ボリュームを複数に分け、それぞれの建物が配管をモチーフにした外装をまとうことで、群風景として都市に溶け込んでいくことを狙っています。そのデザインを建物外装だけでなく外構要素にも展開していくことで、より都市に開かれた状況を作れないかと考え、「ゲートも同様のデザインにできるか?」とヒガノさんに相談したことがきっかけでした。そして営業の方から「意匠的に実現可能です」という回答をもらえたことが採用の決め手です。耐久面を考えて物理的、構造について詰めていった末に、現行のデザインにたどり着きました。そしてフェンスのデザインにもそのモチーフを広げ、建築物とエクステリアの一体化を実現することができましたね。

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外装の装飾と門扉、フェンスが見事に一体化している

設計作業のロスがなくなる、知見のある担当者の迅速な対応

ゲート納品後、施主様からのご感想などはありましたか?

ご提案時に施主様からは「配管をモチーフにするなんて、よくそんなことを思い付きましたね!」と驚かれました。竣工後は外装やエクステリアの装飾について地域の方から声をかけていただくなど交流のきっかけにもなっているそうで、仕上がりにもご満足いただけているようです。

当社についての印象、また製品の意匠、デザインはいかがでしょうか?

今回のようにプロジェクトのコンセプトに合わせて特注対応をしてもらえるのがよいですね。営業の方が技術的な部分まである程度把握しているので、新たな門扉デザインを相談した際に「そもそも実現可能なものなのか?」についてすぐに回答。そして実現が難しそうな場合はスピード感を持って別案を提案してもらえる点もよいですね。考える必要のないことに時間を割かずに済みますし、そしてなおかつ耐久性についても考慮した提案もしてもらえるので設計者としては非常にありがたいです。

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今後は防犯とアクティビティを生む機能を共生させたエクステリアが必要

今後もプロジェクトごとに違う目線で新たな門扉を開発

今後、ヒガノまた製品に期待したいことはありますか?

「Kurita Innovation Hub」はフェンスについても配管をモチーフにしたデザインを採用したため、ヒガノさんの「ゲート」とフェンスをつなげるなどの対応もしてもらいました。今回はフェンスを採用しましたが、プロジェクトによってはヒガノさんのボラードなどで境界線の意思表示だけおこなって、閉じないデザインもありえたと思います。これまでは「エクステリアはシンプルでなるべく目立たないもの」としてデザインされてきたものが多いように思いますが、都市と建築の関係性を語る上ではエクステリアと建築がデザインとして密接に関わる必要があります。そういった面で今後も新たな製品を共同制作していきたいですね。

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「エクステリアと建築を同じ目線でデザインしていく」とこだわりを語る頭井様

※取材撮影は2022年4月に実施しており、掲載されている内容は取材時点のものです

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