事例紹介

現代マンガの巨匠たちが青春時代を過ごした「トキワ荘」の
再現を支える、昭和30年代の板塀を模した「ゲート(大型門扉)」

物件名

豊島区立トキワ荘マンガミュージアム

設計担当者

<建築設計>
株式会社丹青社
デザインセンター シニアクリエイティブディレクター 加藤 剛様
<設計協力>
株式会社LAN
代表取締役 本多 豊様

製品

手動タイプ ノンレールゲート 支柱回転式コンパクト開戸

  • デザイン性と耐久性を両立できるメーカー製品
  • 昭和30年代の懐かしさを感じる「板塀」を実現
  • 生産から廃棄・再生まで環境に配慮したモノづくり

昭和を代表するマンガ家たちが暮らした伝説のアパート「トキワ荘」を再現したミュージアム「トキワ荘マンガミュージアム」が2020年豊島区に誕生しました。その設計に携わった丹青社の加藤剛様と設計協力を行ったLANの本多豊様に、ヒガノ製品を採用いただいた経緯や制作時のエピソードなどを伺いました。

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加藤 剛様/株式会社丹青社 デザインセンター シニアクリエイティブディレクター

デザイン性と耐久性を両立できるメーカー製品

「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」に携わることになったきっかけを教えてください。

加藤様:豊島区様からの委託により2010年に「トキワ荘マンガ文化の活用に関する基礎的調査」を実施したことをきっかけに、2015年にマンガ文化の発信拠点となるトキワ荘の再現を視野に入れた基礎調査を当社でおこないました。その流れで「トキワ荘マンガミュージアム」の設計にも携わることになりました。

「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」のコンセプトは?

加藤様:「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」は、手塚治虫氏をはじめとする現代マンガの巨匠たちが集い、青春の日々を過ごした伝説のアパート「トキワ荘」を再現したミュージアムで、「マンガの聖地としまの象徴として、地域へ、世界へ、マンガ・アニメ文化を発信する」をコンセプトとしています。こうした情報発信拠点に加え、地域の活動拠点の機能を併せ持つ施設として計画しました。
「トキワ荘」は1982年に解体され、図面は一切残っていませんでしたが、マンガ家のみなさんが過ごした昭和30年代頃の建物を忠実に再現するために写真や文献を集めたり、居住していたマンガ家さんにヒアリングをするなどして、設計を進めていきました。

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築後10年頃の様子を忠実に再現した「トキワ荘マンガミュージアム」

当社の「支柱回転式コンパクト開戸」を採用いただいた経緯を教えてください。

加藤様:建物の世界観に合わせて、道路側は「板塀」をつくろうということになりました。門扉も道路に面しているので、世界観を合わせるために板塀のようなデザインにできないかいろいろと考えてみましたが耐久性に課題がありました。そこで今回、設計協力として参加していた株式会社LANの本多さんからヒガノさんの「支柱回転式コンパクト開戸」を提案いただきました。耐久性をクリアでき、建物の世界観にあった「板塀」を実現できることから、ヒガノさんの製品を採用することになりました。
検討にあたってヒガノさんの過去の事例をいくつか拝見したのですが、どれも建物全体のコンセプトに即して柔軟にアレンジされており感心しました。ヒガノさんの製品が多くの設計者から信頼を集めている理由が分かりましたね。

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「板塀を実現できるため『支柱回転式コンパクト開戸』を採用した」と語る加藤様

昭和30年代の懐かしさを感じる「板塀」を実現

どのような「門扉(ゲート)」をイメージされていたのでしょうか?

本多様:多くの人が懐かしさを感じる、昭和30年代の雰囲気を損なわないこと、「トキワ荘」の忠実な再現が最も重要でした。もともとの「トキワ荘」に門扉があったわけではないので、余計な要素は極力つけない方向で考えていきました。「門扉」が開いている時にはその存在を感じさせないように、「支柱回転式コンパクト開戸」の支柱をかくして「板塀」に見える。そんな「門扉」をイメージしていましたね。

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本多 豊様/株式会社LAN 代表取締役 

当社の「ノンレールゲート」を提案していただいた経緯を教えてください。

本多様:ヒガノさんにはかれこれ20年以上お世話になっていて、製品ラインアップはほぼ頭に入っています。そのため、当初からヒガノさんの「支柱回転式コンパクト開戸」を加藤さんに提案しようと考えていました。片持ちタイプなのでどういったストラクチャーフレームにするのか?そこまで一緒にデザインしてもらえるのは、設計者としてはありがたいところです。“これしかできません”と言われてしまったら、そこまでですからね。
実は過去に設計した3、4案件で、ヒガノさんに木を貼りつけて門扉をつくってもらった実績がありました。かなり特殊な門扉ですが作り方のノウハウが蓄積されているところも決め手の一つでもあります。耐久性や強度に何か懸念があれば構造の提案をしてくれるので、安心感を持ってヒガノさんの製品をおすすめできるのです。

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「支柱回転式コンパクト開戸」に木を貼り付けて仕上げた「板塀のような門扉」

生産から廃棄・再生まで環境に配慮したモノづくり

本多様にとっての「エクステリア」とは?

本多様:私は建物とエクステリア、景観を全部ひっくるめて建物だと考えています。「トキワ荘マンガミュージアム」でいえば、近くに「トキワ荘通りお休み処」があるのですが、他にも「トキワ荘」というテーマで連携したスポットが周辺にある。そこを含めたエリア全体の関係性が大切だと思っています。これまで文化財や博物館、公共施設づくりに多く携わり、土地の特徴を生かすことを考えながら設計してきたことが大きく影響しているかもしれませんね。

今後、当社に期待することがあれば教えてください。

本多様:ここ10年、建築部材に対して生産から廃棄・再生まで環境に悪影響のない製品を求められるようになってきました。そのため、建築と環境問題は切っても切り離せない状況になりつつあります。今後、メーカー製品を選定するにあたってその辺りもポイントとなってくると思いますので、ヒガノさんにも環境に配慮しながらモノづくりをしていってもらいたいですね。

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本多様が当社へ期待することは「環境に配慮したモノづくり」 

採用していただいた製品の詳細はこちら

ゲート(大型門扉)

製品
手動タイプ ノンレールゲート 支柱回転式コンパクト開戸

※取材撮影は2022年9月に実施しており、掲載されている内容は取材時点のものです

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